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熱量でバズを生み出す!「拡散の科学」を応用したX投稿ライティング 3つのポイント

概要

Xでの拡散=バズを生み出すことに、日々苦労されている運用担当者さまも多いかと思います。X社の調査によると、1,300リポストを超える投稿は、全体のわずか0.1%ほどという数値も出ているくらい、バズは簡単には起こせません。

しかし、科学的な視点で「バズ」にアプローチできることをご存じでしょうか?今回のコラムでは、SNSに関わる全てのマーケター必見の、「拡散の科学」について解説します。

本コラムは、X社が公開している「世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?」の内容を元に作成しております。

目次

  • 「拡散の科学」について
    • そもそも「拡散の科学」とは?
    • なぜ人は拡散するのか?拡散のメカニズム
    • 「侍タイムスリッパー」の事例に見る「拡散の科学」
  • 実践!拡散されるライティングの3つのポイント
    • 「1秒で読ませる」を意識したライティング
    • ポイント①感情を刺激するワードを使う
    • ポイント②質問や呼びかけでエンゲージメントを促す
    • ポイント③投稿目的に応じてテキスト量を調整する
  • まとめ

「拡散の科学」について

そもそも「拡散の科学」とは?

「拡散の科学」は、X社が独自に分析した拡散のメカニズムを体系化した研究結果です。全168ページにわたる調査レポートでは、「そもそも拡散とは何か」「なぜ人は拡散するのか」「何が拡散を加速させるか」「拡散の起こし方」という4つの観点から分析が行われています。

先述した1,300リポストという数は、「世の中ごと化される=バズる」目安とされ、全体の投稿のわずか0.1%ほどと、なかなか簡単には起こせない現象です。

なぜ人は拡散するのか?拡散のメカニズム

引用:「世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?」

X社の研究によって明らかになった重要な発見の一つが、「拡散には16の熱量と6つの広がり方がある」という点です。「感動」「癒し」「驚き」といった感情の熱量が、様々な形で拡散を生み出していきます。

弊社では、このそれぞれの熱量を、投稿作成時に意識的に活用することで、よりユーザーに刺さり拡散される投稿を作成できるのではないかと考えております。

「侍タイムスリッパー」に見る拡散の科学

2024年8月に公開された映画『侍タイムスリッパー』は、先述した16個の熱量のうちの「応援」が結びついた事例ではないかと推測します。

低予算で制作された本作品は、監督の情熱とアイデアで作り上げられたという作品背景から、映画ファンの「応援したい!」という熱量を生み出しました。この「応援」という感情が拡散を促し、単館映画が50館以上の劇場で公開されるまでの成功を収めたと考えられます。

次の項からは、過去1,200アカウント以上のSNSコンサル実績を持つフラッグが、この「拡散の科学」の考え方を応用した、投稿ライティングのポイントを3つご紹介します。

実践!拡散されるライティングの3つのポイント

「1秒で読ませる」を意識したライティング

Xのユーザーが1投稿を目にする時間は、わずか1秒といわれています。膨大な情報が流れるタイムラインの中で、この1秒という短い時間にユーザーの目を止め、内容を読んでもらうことが成功の鍵となります。

では、どうすれば流し読みの中で読者の興味を引き、「読みたい」と思わせる投稿が作れるのでしょうか。ここからは、熱量を意識的に活用したライティングのポイントを、弊社視点で3つご紹介します。

ポイント①感情を刺激するワードを使う

拡散のメカニズムの説明でも触れた通り、ユーザーは「面白い」「感動した」などの感情の動いた投稿を直感的に拡散する傾向にあります。

例えば、有限会社安井ファーム(元祖「日本一バズる農家」)の公式Xでは、「ナイスブロッコリー」「オッケーブロッコリー」といった遊び心のあるワードで、多くのユーザーの感情を刺激し、バズを生み出しています。ブロッコリーの保存方法や活用法という実用的な情報を、独自の表現で発信することで、トレンド入りを果たすほどの反響を生み出しています。

ポイント②質問や呼びかけでエンゲージメントを促す

フォロワーに質問を投げかけたり意見を求めたりすることで、投稿への参加意欲を刺激できます。

マクドナルド公式Xの「この4つの目元、どのコか分かるかな〜?」という投稿では、人気キャラクターとのコラボを匂わせる巧みな仕掛けと、気軽に参加できる問いかけで、多くのエンゲージメントを獲得しました。このように投稿へのコメントが増えることで、アルゴリズム的にもより多くのユーザーの目に触れやすくなり、さらなる拡散につながります。

ポイント③投稿目的に応じてテキスト量を調整する

「拡散の科学」では、投稿文での最適な文字数に法則があると提唱しています。

インセンティブが無い投稿の場合は、画像や動画に情報が詰まっているため、テキストは30文字程度がバズりやすかった、という結果がでています。また、テキストだけの表現方法の場合は、インセンティブの有無に関わらず120文字程度がバズりやすいようです。

ユーザーの情報処理能力と注意持続時間を考慮したこの法則を意識することで、より多くのユーザーに読んでもらえる可能性が高まります。

まとめ

ここまで「拡散の科学」の基本的な考え方と、弊社が考えた拡散されやすくなる投稿ライティングのポイントを3つご紹介しました。3つのポイントを意識して、ユーザーの心に響く、拡散されやすい投稿作りにチャレンジしてみてください。

「拡散の科学」について詳しく解説したセミナーでは、『侍タイムスリッパー』のヒット要因の詳細分析や、2024年に実際にバズを獲得した投稿の具体的な事例など、より実践的な内容を解説しました。下記からアーカイブ視聴をお申し込みいただけます。

効果的なデジタルプロモーションのヒントとなる、「拡散の科学」の活用方法をぜひチェックしてみてください!

お知らせ

【アーカイブ視聴】「#拡散の科学」から読み解く2024年のバズ投稿は?AI活用×データドリブンなSNS運用でユーザーの心をつかむ

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