SNS投稿に使える!Xトレンドワード予測1月
概要
Xはトレンドが重要なプラットフォームです。
トレンドワードを活用することでブランドの認知拡大、エンゲージメント向上、フォロワーの増加などが見込めますので、その時々の文脈を読み解き効果的に活用することがオススメです。フラッグでは昨年のデータから「瞬間風速」「ユニークワード」「上昇率」などの様々な観点でトレンドワードを予測。トレンドを活用した他社事例を紹介していますので、ぜひSNS運用の参考にご活用ください。
※弊社事例ではないものも含まれています。
昨年は元旦の地震の影響で、投稿を自粛している企業が多くみられました。災害発生時の投稿には注意が必要です。
目次
- 1月のトレンド予測
- #七草(1月7日)
- Xユーザーは「時短」「ズボラ〇〇」が好き
- #鏡開き(1月11日)
- ユーザーの消費行動だけでなく心理を考える
- 成人の日(1月12日)
- フォロワー外を狙うにはキャンペーンやCTAが重要
- カレーの日(1月22日)
- 大きな盛り上がりを作るなら”インスタントウィン”
- #七草(1月7日)
- まとめ
- トレンドに乗って話題化を生み出すなら「キャンペーン」も有効活用しましょう!
1月のトレンド予測
#七草(1月7日)
七草粥は、新年に疲れた胃腸を休めるための日本の伝統的な行事食で、1月7日に食べる習慣があります。Xではおかゆを使わない「七草アレンジ」や、七草を他の野菜に置き換えたレシピが話題となっており、手軽に楽しめる工夫が支持される傾向にあります。
Xユーザーは「時短」「ズボラ〇〇」が好き
無印良品の公式アカウントは、もともと全体的にエンゲージメントが高いアカウントではありますが、「七草」をテーマにした投稿でリポスト数が100件を超えるなど、普段よりも高いエンゲージメントを獲得しました。
この投稿は、手間のかからない「時短レシピ」がズボラ料理としてユーザーに刺さったこと、そして無印良品の「丁寧な暮らし」や「ナチュラル」といったブランドイメージと投稿内容が一致していたことがエンゲージメントに寄与したのではないかと考えます。
伝統や風習を大切にしつつ、手軽さやアレンジを取り入れたレシピは、Xユーザーにとって支持されやすい傾向にあります。忙しい日々の中でも簡単に試せる工夫が、ユーザーの共感を促すのではないか、と考えます。
#鏡開き(1月11日)
鏡開きは、正月飾りとして供えられた鏡餅を下げて食べる日本の伝統行事で、家族の無病息災を願う意味があります。Xでは自社商品を鏡餅にみたてた投稿や、簡単レシピ投稿がエンゲージメントを集める傾向にあります。
ユーザーの消費行動だけでなく心理を考える
味ぽん公式アカウントは、餅を活用したレシピを投稿し、保存数1,150件という非常に高いエンゲージメントを獲得しています。この投稿では、餅を簡単に消費できるアイデアとともに、親しみやすいユーモアを交えた文脈がユーザーの心をしっかり掴めていると感じます。
また餅の活用に関する情報は毎年需要が高く、筆者も食品メーカーのアプリプッシュ配信で「餅消費」をいれたタイトルで開封率がとても高い傾向にあったことを覚えています。そのため鏡開きに合わせた投稿では、餅を使った簡単アレンジレシピや自社商品と掛け合わせた内容や「餅」にフォーカスしたユーモアのある投稿などを行うことで、ブランドに親しみやすさを醸成することができます。
#成人の日(1月12日)
成人の日は、新たに大人の仲間入りを祝う日として多くの注目を集め、Xでも関連投稿が毎年トレンド入りします。特に、成人を迎えた著名人の公式投稿やニュース、一般ユーザーの投稿が非常に高いエンゲージメントを獲得する傾向にあり、それを超える企画力が必要とされる日でもあります。
フォロワー外を狙うにはキャンペーンやCTAが重要
よなよなエール|ヤッホーブルーイング公式は、成人の日にクラフトビールの味わいを「チャート表」で紹介する投稿を行い、リポスト188件と通常投稿を上回るエンゲージメントを獲得しました。
Instagramでも見られるように、情報があふれる今、直感的に視覚的な情報やわかりやすい「まとめ」形式の投稿は、あとで見返したくなる心理を刺激し、保存やいいねが増えやすい傾向があります。
今回の投稿では「飲みやすいビール」を成人の日に絡めて訴求し、ターゲットに響く内容となっています。
また、今回のようにビールに馴染みのあるフォロワーが多いブランドの場合、拡散を促すCTAやキャンペーンを組み合わせることで、さらにターゲット層を広げる可能性もあります。本来のターゲットであるビールに慣れていない新成人層にアプローチするには、こうした工夫も一つ効果的な手法ではないかと考えます。
#カレーの日(1月22日)
カレーの日は、1982年に全国学校栄養士協議会が1月22日の給食にカレーを提供することを決定したのが始まりと言われています。この日には、X上で「カレー」にまつわる投稿が増え、特にレシピやカレーのアレンジに関する話題が盛り上がります。
大きな盛り上がりを作るなら”インスタントウィン”
カレーハウスCoCo壱番屋公式(ココイチ)は、2023年のカレーの日に、ハウス食品詰め合わせセットが当たるインスタントウィンキャンペーンを実施し、1.9万件のリポストを獲得しました。
この手法は「その場で当たる」という即時性がユーザーにはまり参加ハードルが低いため、大きな盛り上がりを作りやすいのが特徴です。
ただし、現在はオートリプライを行う場合は広告出稿がマストとなっておりまた最低出稿金額が高額化しているため、気軽にキャンペーンで利用することが難しくなっております。それでも、大規模なプロモーションを行う際には、広くリーチを拡大する手段としては非常に効果的です。
特に、シンプルかつ直感的な仕組みでユーザーの関心を引きやすいため、注目度を上げたい日におすすめの方法です。
まとめ
X運用ではトレンドやリアルタイム性のある話題を日々キャッチアップしていくことが重要です。ユーザーの共感やエンゲージメントを獲得するだけでなく、毎月振り返りを行いPDCAを回していくことがアカウントの成長に繋がります。
トレンドに乗って話題化を生み出すなら「キャンペーン」も有効活用しましょう!
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