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SNS利用率トップクラスの韓国に学ぶ!インフルエンサーマーケティングの目標設定と成果報告ガイド Instagram編~KPI設定と報告タイミングは?~[第1回/全2回]

概要

※このコラムは2回に分けてお送りいたします
※次回は9/26(木)に配信予定

韓国は世界でもトップクラスのインターネット普及率を誇り、SNSの利用も非常に盛んです。DataReportalの2024年1月の調査によると、韓国のSNSユーザーは総人口の93.4%に達し、世界平均の62.3%を大きく上回り世界で3位となっています。このため、日本でも韓国市場で成功しているSNSマーケティング戦略を取り入れることで、新たなビジネスチャンスを創出できる可能性があります。今回のコラムでは、フラッグの提携パートナーである韓国のインフルエンサーマーケティングサービス企業「フィーチャリング社」による、インフルエンサーマーケティングを実施した際のKPI設定およびROI測定方法について解説します。YouTubeとInstagram、それぞれのプラットフォームごとの指標や成功基準などについてもご紹介します。 

フラッグは、韓国のインフルエンサーマーケティング会社である「フィーチャリング社」と業務提携し、AIを活用したインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「featuring」の日本版を共同開発・独占販売いたします。2024年秋ごろのサービスリリースを予定しています。

また、このコラムは業務提携した「フィーチャリング社」が発信する「インフルエンサーマーケティングのKPI設定とROI測定(2024年)」を元に、日本市場向けに再編集しております。

Instagramでインフルエンサーを起用したときの目標設定は?

Instagram上でインフルエンサーに商品紹介をしてもらう際、リーチ数やリール動画の再生回数をKPIに設定するケースが多く見受けられます。両方とも重要な指標ではありますが、目標設定をする際にはプラットフォームのユーザー行動を考慮することも大切です。

次項からは、Instagram上でのユーザー行動を踏まえたKPI指標についてご紹介します。

【KPI設定】Instagramを活用したプロモーション

韓国の「ソーシャルメディア・検索ポータルトレンドレポート2023」によると、Instagram内のコンテンツをユーザーが閲覧した際、最も多く行われるアクションは「いいね」を押すことでした。そのほかにも、面白いリール動画を見たり、投稿を見たユーザーは、「シェア」をしているようです。

リーチ数や再生回数も認知の観点から重要なKPIではありますが、「いいね」や「シェア」もKPIとして設定し、ROI測定するのも良いでしょう。

エンゲージメント率

上記のリサーチ結果からも分かるように、依然として「いいね」数やコメントなどのエンゲージメントは重要な指標として活用されています。エンゲージメント率は、フォロワー数に対する反応率を示す指標であり、フォロワーからどれだけの反応があったかを把握するためのものです。

フィーチャリング社の2023年トレンドレポートによると、フィーチャリング社で実施したインフルエンサーマーケティング施策において起用したインフルエンサー1,580名のエンゲージメント率の平均を計算した結果、以下のような結果になりました。

一般的に、マイクロインフルエンサーはメガインフルエンサーよりも高いエンゲージメント率を獲得できる傾向があります。上記のデータも参考にして、エンゲージメント率をKPIとして設定するのも良いでしょう。

保存 / 共有

プロモーションの成果指標として最近注目されているのが「保存」と「共有」です。下記のリサーチ結果にもある通り、Z世代は面白いと思ったコンテンツをすぐに友達に共有する傾向があります。

※オープンサーベイ ソーシャルメディア、検索ポータル トレンドレポート2023
満15〜59歳の男女プラットフォーム直近1週間以内の利用経験者1,600名対象

一投稿当たりの共有数は、リール動画であればモバイル画面で直接確認することができます。そのため、共有数が三桁以上になった場合、そのコンテンツは共有する価値があると判断されたといえるでしょう。

保存数についても同様の方法で確認することができます。保存数は「もう一度見たいコンテンツ」や「製品自体に興味がある」ことの指標として活用できるため、保存数や共有数が多い場合、潜在顧客に興味を持ってもらえたと解釈できます。

マイクロインフルエンサーについて詳しく知りたい方は、こちらのコラムもぜひご覧ください。

成果レポートの適正な報告タイミングって?

コンテンツ配信後、拡散状況を考慮せずにレポートや成果報告を行うと、報告後にバズったり再生回数が増えたりする可能性があります。

フィーチャリングが推奨するインフルエンサーマーケティングの成果報告のタイミングは、コンテンツの内容によって異なります。

次項からは、「ショート動画」と「長尺動画&フィード投稿」それぞれの成果報告タイミングについて解説します。

「ショート動画」の報告タイミング

ショート動画は、アルゴリズムに表示されるかどうかが視聴数を決定する最も重要な要素となります。

フィーチャリング社で2023年に実施した1,200件のショート動画を活用したプロモーションを分析した結果、ショート動画は平均的に投稿から2週間までがアルゴリズムに乗りやすく、その期間内で視聴数が爆発的に増加する確率が高いことが分かりました。

したがって、ショート動画を活用した施策を実施する際は、2週間ほど様子を見てから成果報告を行うことをお勧めします。

「長尺動画&フィード投稿」の報告タイミング

ショート動画とは対照的に、長尺動画やフィード投稿の場合は、投稿後1週間以降に成果が大きく変動することは稀でした。そのため、これらの投稿は外的要因がない限りは1週間以内にコンテンツの成果の大部分が決定すると判断して良いでしょう。

したがって、長尺動画やフィード投稿のみの施策であれば、1週間前後で成果報告を行っても、その後大きな変化はありません。

次回のコラムでは、YouTubeでのKPI設定とROI測定についてご紹介します。起用するインフルエンサーの登録者数別KPI指標についても細かく解説しますのでお楽しみに!

アジア最大規模のAI(人工知能)を用いたインフルエンサーマーケティングプラットフォーム!「featuring(フィーチャリング)」について

フラッグは日本でのインフルエンサーマーケティング支援を強化するため、featuringが保有するインフルエンサープラットフォームを、日本市場向けに最適化し、みなさまにご提供する予定です。

日韓のインフルエンサーを活用して、日韓双方の市場に向けたインフルエンサーマーケティングを可能とし、国境を越えたクロスボーダーマーケティングソリューションもご提供予定です。X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、TikTokのプラットフォーム支援を目的とする日本版「featuring」サービスは2024年秋ごろにリリース予定です。

featuring(フィーチャリング)に関するご相談&お問い合わせはこちら


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