トレンド発信源の韓国美容に学ぶ!2024年韓国ビューティーインフルエンサーマーケティング Part2 -マイクロインフルエンサーで成功を掴め-[第2回/全2回]
概要
※このコラムは2回に分けてお送りいたします
近年、日本のトレンドは韓国からの影響を強く受けています。韓国のファッション、ビューティー、エンターテインメントが日本の若者を中心に爆発的な人気を博しており、これが消費者行動や市場のトレンドに大きな影響を与えています。今回のコラムでは、フラッグの提携パートナーである韓国のインフルエンサーマーケティングサービス企業「フィーチャリング社」による、韓国の最新美容系インフルエンサーマーケティングトレンド解説をお届けします。
フラッグは、韓国のインフルエンサーマーケティング会社である「フィーチャリング社」と業務提携し、AIを活用したインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「featuring」の日本版を共同開発・独占販売いたします。2024年秋ごろのサービスリリースを予定しています。
また、このコラムは業務提携した「フィーチャリング社」が発信する「海外で浮かぶ Demure トレンド」を元に、日本市場向けに再編集しております。
2024年注目すべきは「マイクロインフルエンサー」
美容系のプロモーションでは必須のインフルエンサー
トレンドの発信源となるインフルエンサーと相性が良い美容業界では、インフルエンサーマーケティングのプロモーションが非常に重要になってきます。しかし、SNSのフォロワーが100万人を超えるメガインフルエンサーには既にスポンサーがついていることが多く、費用面からも起用するハードルが高いのが現状です。
2024年韓国のインフルエンサーマーケティングトレンドPart3のコラムでもご紹介した通り、近年フォロワー数が1万人前後のマイクロインフルエンサーに注目が集まり、美容業界でもプロモーションで活用する事例が増えています。
SNSのアルゴリズム×マイクロインフルエンサー
過去のコラムでも取り上げている通り、近年ショート動画やInstagramリールの影響力が非常に大きくなっています。そのため、コンテンツの質×投稿のタイミングが良ければアルゴリズムを通してマイクロインフルエンサーのコンテンツがユーザーに届く確率も格段に高くなりました。
美容関連においても新商品を発売する際には、初期段階で50人から100人程度のマイクロインフルエンサーを活用して大規模プロモーションを行い、コンテンツ自体の到達範囲と拡散力を高める手法がトレンドとなっています。この手法を活用することで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の形成や、インフルエンサーの投稿に第3者配信広告を実施した場合のCPV(広告視聴1回あたりのコスト)の効率向上が期待できます。
メガとマイクロそれぞれのプロモーション戦略
上記のように、新商品の認知拡大を図る際にはマイクロインフルエンサーを活用し、集中的なプロモーションや直接的なコンバージョンが求められる場合にはメガインフルエンサーやマクロインフルエンサーと協力する形式でキャンペーンを実施します。そうすることで、目的に合ったPR戦略を立案することができます。もちろん予算の兼ね合いもあるかと思いますので、状況に応じて戦略を練ることが重要です。
バズを狙うなら「海外インフルエンサー」
韓国コスメ×海外インフルエンサー
韓国コスメの世界的なブームにより、海外インフルエンサーを起用したプロモーションも活発に行われています。
特にTikTokのマイクロインフルエンサーを起用する事例が多く、韓国発のスキンケアブランド MEDIHEAL(メディヒール)のプロモーションでは、TikTok×マイクロインフルエンサーの活用で、100万回以上再生されるヒットコンテンツを生み出しました。
【解説】
アメリカ在住の「@paulinejchoiiさんによる投稿
スキンケアやメイクアップコンテンツを普段から配信している
UGCの創出
上記のようにバズが生まれやすいTikTokでヒットコンテンツを生み出し、そのコンテンツと似たフォーマットや動画を量産することで、UGCを引き出す海外インフルエンサーマーケティング戦略が注目されています。
インフルエンサーの影響で一般ユーザーも同じハッシュタグやチャレンジに参加し、自らコンテンツを作成・投稿することで、ブランドや商品の認知度はさらに拡大するため、効果的な手法といえます。
韓国のインフルエンサーマーケティング成功事例
韓国のインフルエンサーマーケティング会社である「フィーチャリング社」が実施した、韓国コスメ×インフルエンサーマーケティングの事例を2つご紹介します。
事例1:Derma:B(ダーマビー)
韓国で人気のボディケア製品「Derma:B」は、フィーチャリングのYouTube SEOキャンペーンを実施。「オリーブヤング」というキーワードを基に、Derma:Bが競合他社と差別化できる強みをアピールし、検索から顧客に見つけてもらいやすくなるように設計しました。
また、「オリーブヤングボディローション」というキーワードでのコンテンツ制作が全体的に注目され、Derma:Bのリリース情報を効果的に伝えた投稿が高いエンゲージメントを得ることができました。
【解説】
Vlogや旅行関連、ライフスタイル関連のコンテンツを配信している「이지다 YIZIDA」さんによる投稿
前回のコラムでもご紹介した、韓国初のヘルス&ビューティストアである『オリーブヤング』をキーワードにし、Derma:Bの利点を強調しつつ、競争率が低く検索頻度が高いため、顧客に露出される確率が高いYouTubeキーワードの組み合わせを提案しました。
これにより、「オリーブヤング ボディローション」というキーワードでコンテンツが表示され、Derma:Bのコラボ情報を効果的に伝えるショート動画で高いエンゲージメントを獲得することができました。
事例2:Dr.G(ドクタージー)
韓国で絶大な人気を誇るスキンケア製品『Dr.G(ドクタージー)』のプロモーション施策では、商材の若々しくトレンド感のあるイメージに合ったインフルエンサーを選定し、ブランディングに適したショート動画を制作しました。
Z世代から人気のあるインフルエンサーを起用したショート動画はそれぞれ40万回以上再生され、商材ターゲットへの幅広いリーチを獲得しています。
【解説】
美容系インフルエンサー「혜찌(Hyezzi)」さんと「빵먹다살찐떡」さんによる投稿
アジア最大規模のAI(人工知能)を用いたインフルエンサーマーケティングプラットフォーム!「featuring(フィーチャリング)」について
フラッグは日本でのインフルエンサーマーケティング支援を強化するため、featuringが保有するインフルエンサープラットフォームを、日本市場向けに最適化し、みなさまにご提供する予定です。
日韓のインフルエンサーを活用して、日韓双方の市場に向けたインフルエンサーマーケティングを可能とし、国境を越えたクロスボーダーマーケティングソリューションもご提供予定です。X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、TikTokのプラットフォーム支援を目的とする日本版「featuring」サービスは2024年秋にリリース予定です。
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